趣味プログラマによるOSS開発日誌

趣味で作っているOSSソフトウェアの紹介や関連技術の紹介、楽曲製作、Webデザイン勉強状況を紹介します。

サーバ運用のためにさくらVPSを選んだ理由

今年の始めになりますが、さくらVPSと契約し、ドメインを取得してサーバ運用を始めてみました。

 

サーバ運用を始めたきっかけ

 
学生の頃にサーバの管理者のアルバイトを行っていて、その時から自分専用のサーバを持ち、運用することに興味を持っていました。
しかしここ数年、別のもっと興味のあることに集中していたため、サーバ運用のこたしばらく忘れていました。ところが、とある理由から再び興味を持つようになりました。
 
その理由は…
 
  • Twitterbotを作成したい
  • Webデザインで勉強したことをホームページとして公開したい
  • データベースを利用したiOS/Androidのアプリを作りたい
最近技術面で新しいことしていないなしていないなということで、なにか新しいことをしようと探した結果、Web関連の技術全然知らないなということで上の3つに興味が出てきたのです。
ちなみに私のWeb技術は、10年くらい前にcssを利用しないタグ打ちによるホームページ作れる程度で、そろそろこちらも知っておく必要があるなと。
 
 

サーバ運用に仮想サーバを選んだ理由

ホームページを開設するだけであれば、レンタルサーバーも検討の価値があるでしょう。
レンタルサーバーは管理も楽で無料のものもあったりとコスト面で魅力的ですが、どうしても機能が制限されてしまい、出来ることってかなり限られてしまいます。
セキュリティのためか、最近ではcgiすら機能制限されていたりもします。
データベースとかcronを使いたい私にとって、レンタルサーバーは候補から外れました。
 
レンタルサーバーが候補外となると残るは、自宅でサーバを持つか仮想サーバを借りるかの二択となります。
実を言うと私は、自宅でサーバを運用したことがありました。ハード構成から全て自分でサーバ構築していたため非常に愛着があったのですが、不安な点もありました。
それは、電気代や安全性です。
私の場合は特に電源まわりが非常に心配でした。電気代もその1つでしたが、何よりも火災が1番心配でした。
サーバが置かれていた環境はお世辞にも良い環境とは言えず、サーバを運用いく中、今後果たして耐えられるのだろかと、常に頭から離れませんでした。
 
火災だけでなく、停電やミスで電源を落としてしまいそうなことも不安でした。
さらにハード故障したらとか考えると、自宅にサーバを置くメリットはないなと思うようになりました。
 
残る選択肢である仮想サーバですが、これが想像以上に快適でした。
入力・出力に対する反応は文句ないし、I/O性能も文句なしでした。
仮想環境なため、性能面で問題が出そうだと思っていただけに、良い意味で予想を裏切られた気がします。
そして何より、電源on/offがマウスのクリック1つで出来ることが衝撃的でした。自宅サーバではそうは行きませんからね。
 
そんなわけで仮想サーバを利用することになります。
 

さくらVPSを選んだ理由

仮想サーバを借りるとなったら、次はどこから借りるかですね。
この時点で私が知っていた仮想サーバを提供しているサービスは以下の3つでした。
 
 過去の実績や知名度からするとAWSが良さそうですが、価格体系がわかりづらいのと常時稼働していた場合の料金が数千円くらいになりそうなことから見送りました。
Amazonのいろんなサービスを自分で選択して使えるのは面白そうではあるのですが。
 
続いての候補はGoogle Compute Engineですね。こちらもAWSとほぼ変わらない料金体系のため、同じく却下。
Google Driveとは違って無いとは思いますが、情報を収集されているということもあるかもしれません。
 
最後のさくらVPSですが、料金体系がまさに私の求めるものにぴったりでした。
さくらVPSの料金体系で私が気に入った点は以下の通り。
 
  • 通信料、稼働時間に関わらず月額固定
  • 最小構成の場合、¥600/月前後と非常に安価
特に月額固定であることが良く、スマホLTEの7GB制限みたいに、常に通信量のことを考える必要がなくなります。
通信量ばかり気にしていたら、本当にやりたいサーバ運用に集中できなくなってしまったら本末転倒ですからね。
 
さくらVPSを借りることにしましたが、初めての仮想サーバということでまずは最小構成にしてみました。
 
  • CPU仮想コア数 : 1
  • メモリ量 : 512MB
  • SSD容量 : 20GB
  • 料金 : ¥7,543/年
 

一ヶ月使ってみた感想

さくらVPSを借りてからすでに一ヶ月経とうとしていますが、特に不満はないです。
メモリ512MBと聞いて当初は運用できるか心配でしたが、OSにDebianを入れてapache, postfix, mysqlを動作させていますが特に不満はないです。それどころかストレージがSSDであるため、Linuxを入れたノートPCと比較しても、パーケージのアップデートなど、I/O処理が多いものに関して非常に快適です。
 
とはいっても、サーバにアクセスする人が増えれば色々と問題は出てくると思います。
データベースについてもデータ量が増えた時に512MBのメモリ量は不十分でしょう。
しかし、これから初めて仮想サーバを使う人にとっては十分な性能であるので、ぜひこの機会に使うことを検討してみてはいかがでしょうか。
 

最後に

いろいろと書きましたが、自宅サーバは運用の大変さから、これからサーバを持ちたいと考えている人たちの選択肢としてはないのかなと思います。
ここ数年注目されているだけあって、仮想サーバはやはり便利です。
おそらく今後も、この仮想化という流れは続くでしょう。
自宅サーバを使っている人は、ぜひ一度仮想サーバも使ってみることをお勧めします。